18才イスパニア出身(以上、SFC版OPより)
兄よ、愛しい人よ
潮風になびく
その美しい髪は
復讐の炎で
真紅に燃え上がる
兄と婚約者をポルトガル人の手によって謀殺されてしまったカタリーナさんです。フェレロがやった、という酒場での噂を信じ、自らの軍人の職をかなぐり捨てて、海賊となってポルトガル船への復讐を誓います。海賊名声を上げていくとイベントが進行します。
司令室(お城の右のほうにあるドア)へ行き、兄と恋人の悲報を聞く。(この後司令室に戻ると、兄の肩身であるサーベルがもらえる)
→酒場へ行き、アロイジ・ジョバンニとディエゴ・ベラスケスの会話を聞く。
→司令室へ行き、フェレロ討伐を提案するが、却下される。
→酒場へ行き、アンドレア・ギージに罵られてから出港所へ行く。
→出港所の兄貴の見ている前で、サヌードからガレオン船を奪う。（注：奪った後は、必ず積み荷の金を売り払いましょう。金貨10000枚ほど手に入ります）
→出港します。出港後、イスパニアへの貢献度が-100になります。
なお、それぞれのイベントの合間に関係ない施設に入ると、いろいろなセリフが聞けるので、聞きたい方はどうぞ。個人的に気に入っているのが「サヌード、私は裏切ることになるかもしれない」です。
セビリア出港後、日付けが変わった時点でポルトガル船を集中的に狙おう、とサヌードに言われて、ポルトガル商船隊を狙うことになりますが、何も好き好んでポルトガルを敵に廻さなくてもいいじゃないですか。というわけで、狙うのはイスパニア艦隊、後に強制戦闘のあるオスマン艦隊、あるいは海賊にしましょう。既にイスパニアへの貢献度は−100なんですし。イスパニア艦隊は、セビリアかセウタで待ち伏せしていればいつか画面内に出てきます。海賊は、視認のコマンド(望遠鏡)で艦隊を見ると、副官が「あの艦隊はどうやら海賊みたいです」と言ってくれるので、それで見分けましょう。しかし、副官のレベルが低いと海賊だと言ってくれない時もあります。尤も、慣れてくると名前だけで判別できますけどね。
海賊名声が少しでも上がっている状態でセビリア以外の港の施設に入ると、サヌードが「エゼキエル司令があなたを逮捕せよとの勅命を受けた」と言ってきます。このメッセージが出た時点でイスパニア戦艦隊に狙われますので、準備は万端にしておきましょう。できれば旗艦はガレオンではなくてガレアスにしておきたい所です。2回戦闘になりますが、戦って勝つ必要は全くありません。2回とも逃げてもイベントは進行します。でも、イスパニア艦隊が勢揃いするのは今回くらいなので、できれば2回とも勝って海賊名声を稼ぎたい所です。このイベントによってアンドレア・ギージが仲間になります。
ちなみに、ギージが仲間になった後でもイスパニア艦隊は消えませんので、追いかけて殲滅しちゃいましょう。これで一気に名声は10000を超えるはずです。
海賊名声が1500を超えた時点でジョアンの噂を聞きます。リスボンに引っ込んでいる奴には手は出せないけど、その辺をふらついているのならいくらでも殺すチャンスがあるというものです。いろいろな港を探し回りましょう。
海賊名声が2000を超えた状態でリスボン・セビリア以外の港の交易所に入ると、ポルトガル皇太子の失踪事件の噂を耳にすることになります。その後、他の港へ行くと、造船所に入っていく奴を追いかけることになりますので、追いかけましょう。そこでカーン＆ジョアンとの戦いになりますが、エゼキエル司令の討伐隊に踏み込まれて失敗に終わります。
注：ジョアン編をプレイすると、この討伐隊が実はロッコだというのが分かります。
海賊名声が8000を超えた状態で港の施設に入ると、「ペローという男がジョアンの居場所を……」とギージが言ってきますので、誘導に従い酒場へ行きます。そうすると、ペローが「奴は教えてくれたもんさ、○○港へ行くってよ」と言います。○○はランダムなので、よく聞いておきましょう。聞き逃すと、ヨーロッパ全ての港へ行く羽目になりますので。
○○港に行ったら、まずは酒場へ行きましょう。そこでジョアンの情報を聞こうとしますが、まだ来ていないといわれるので、引き返しましょう。それから他の施設に入ると、港でもう少し待ったほうがいいのでは、とサヌードに言われますので、再び酒場へ直行しましょう。そうするとジョアンにあんたらのことを言った、と酒場の親父に言われます。それからジョアンを探すことになるのですが、交易所以外の施設に入ってから交易所へ行くと、すぐに見つかります。見つかるのはギージとサヌードですが。
○○港以外の港に入ると、ペローがカタリーナを嘲笑いに来ます。ギージに任せて殺しましょう。とある高名な貴族が、ルチアをセウタの宿屋へ連れ出せばジョアンの居場所を教えてくれるそうです。早速リスボンへ行きましょう。
リスボンの酒場(紅鯨亭)へ行きましょう。後は勝手にイベントが進んでいきます。
注：余談ですが、この時の酒場でのやり取りは相当面白いです。カルロータの「さっさとこの店から出て失せろ、この若僧」は、PC版では「さっさとこの店から出て失せろ、この糞ったれ」となっております。どうして変える必要があったんでしょうか。糞ったれという表現はお子様には刺激が強すぎたのかな？
セウタの宿屋へルチアを送り届けたら、酒場へ行きましょう。そこで、アレキサンドリアにジョアンがいると言われますので、早速向かいましょう。
アレキサンドリアの施設に入ると、オットーがやってきて誘拐犯の言いがかりをつけられます。この汚名を返上するべく、黒海方面(イスタンブールの辺)に行ったというペローを退治しましょう。
参考リンク：黒海
某首相ではないですけどね。ペローを退治すると、神の国へルチアは旅立った、というペローのセリフが出ます。これにて海賊名声8000が契機となって起こるイベントは全て終了です。
海賊名声が15000を超えた状態で海戦に勝つと、捕虜がジョアンの情報を教えてくれます。情報どおりマッサワに向かいましょう。なお、アルギン島より下の暴風雨地域は、寄付で運を挙げるか、いい船首像を付けて乗り切りましょう。ここで沈んだら今までの苦労がパーです。
マッサワでジョアンと再会しますが、オスマン艦隊と戦わなければ、とジョアンは行ってしまいます。追いかけてジョアン艦隊をオスマン艦隊を殲滅させましょう。オスマン艦隊はカタリーナめがけてアデンから出てきます。
注：ジョアンに会う前に、街の左下の王宮に入りましょう。なかなか面白いイベントが見られます。
マッサワの王宮に戻ると、ジョアンと戦うことになりますが、ジョアンに、ピエトロに、驚くべき真実を告げられます。これで再び敵が誰か分からなくなってしまいます。
海賊名声が30000を超えた状態で出港所へ行くと、アル・ヴェザスという人があなたを探している、と言われます。そこでアルから聞いた情報を基に、リスボンへ向かいましょう。
リスボンの公爵家へ行くと、真実を聞かされます。南米大陸へ向かいましょう。このイベントで、IIIでファブリス＝デ＝フェレロさんが1500年に消えたわけが少し分かります。Iと矛盾する出来事だらけですが、あえて考えずにおきましょう。
南米のあちこちの港のいろんな施設に、入ったり出たりを繰り返すと、「酒場のほうへ行ってみよう」というセリフが出てきますので、酒場に行きます。そうすると決闘になりますが、買っても負けても影響はありません。その後、ジョアンと話し合い、エゼキエルに投降する事になります。
港を出ると無敵艦隊が戦争を吹っかけてきますが、ジョアンの説得で事なきを得ます。そして、「同じイベリアの民として」打倒、プレステアを誓います。アマゾン川へ向かいましょう。そこで相手の海賊艦隊を倒すとエンディングです。
注：ここでイスパニア艦隊やジョアンを襲うと面白いことになります。もちろんセーブは必須ですが。
攻略第2号は、女海賊のカタリーナさんです。初めて大航海時代IIをやった時は、この設定に萌えて燃えて、真っ先にカタリーナを選びました。でも、今でこそ簡単にクリアできますが(大体3/4年以内)、昔は苦労しました。このゲームの海戦は初心者には難しすぎます。ましてや一騎打ちなど仕掛けられた日には……。
でも、その難しさを補って余りある感動や面白さがこのシナリオにはありました。仇が実はジョアンではない、と分かった時には呆然としたものです。そして、エンディングの最後のカタリーナのセリフには本当に感動しました。ついでに、ギージとサヌードの小粋なコンビの漫才も好きでした。
しかし、カタリーナの家は貴族であり(IIIや攻略本参照)、それでも故国イスパニアに反乱を起こす設定はどうかと思うのですが……。こんなことをやったらお家取り潰しになりますぜ。それでもいいから反乱を起こしたカタリーナさんは、よほど意志が強かったのでしょうね。
ま、最後はちょっと悪く書いちゃいましたが、これくらいの設定のおかしさはどうって事ありません。気にしなきゃ良いんです(笑) 海戦が嫌で海賊はちょっと……と言う方は、非常に損をしています。ぜひ頑張ってやってみましょう。ほんとにいい話ですから。多分。