うちはヤキトリ屋なのでタレで勝負します。ソースはあくまでも隠し味です。
配属されてから一ヶ月が過ぎ、ようやく仕事にも慣れてきました。しかし、慣れてくると得てしてミスを犯すものです。私も例外ではなく、先日は五億円の書類をなくしてしまいました。状況としては以下のような所です。
その書類を届けるよう頼まれたのですが、急に催してきて、書類を机の上に置いたままトイレに行きました。帰ってきたら机の上には何もありませんでした。引き出しとかを引っ掻き回してもありません。部長に言いに行きました。「君は何を無くしたのか分かっているのか!!!!!!!」
と机を叩いて怒られました。五億円なんて一生掛かっても稼げそうにありません。もう俺もクビか。短い間だったな……
そう思って課内総出で探し回ったところ、先輩の引き出しにありました。気が抜けて先輩の言い分は殆ど耳に入っていなかったのですが、危ないから入れておいたのをすっかり忘れていた
ような事を言っていたと思います。人の書類を盗むなよ。
ま、笑い話で済んでよかった良かった。でも、これも一歩間違えてたら社会的に死んでいた所。これからも緊張感を忘れずに行きたいと思います。何も知らないうちに死にたくないんでね。
ひたすら大航海時代3。すぐに死ぬゲームなんで、数年くらいしか進んでいません。昔はそういう所もひっくるめて面白かったのですが、最近やってみるとそれがウザク感じるんです。ヌルゲーマーになったもんだ。
でも、あの雰囲気は何度やっても好きですな。スポンサーから派遣された監察官を意味も無く簀巻きにした後、そのスポンサーに会いに行って投獄されたり。原住民に火器を装備した部隊で襲い掛かったり。「何でも話すから村人の命だけは助けてくれ」
ともかく、世界を肌で感じられるいいゲームです。もちろん、裏の世界も。
有休を取り、名古屋へ出る。何のためにか、というと勿論にゃおりんと会う為。そして、大航海時代3廉価版をGETするため。
いつものごとくメシ喰って買い物してゲーセンで遊んで飲んで話して終了。ベルギービールが非常に美味で感動した。
にしても、仕事の話しか出来ねぇ。そういうのを求めてる人にはいいけど、世の中にはそういう人のほうが少ないわけで。やっぱりダメだね。
随分人間関係で悩んでいらっしゃったようだが、それはそれでいい事だと思う。私はややこしい関係になったら逃げ出すという、卑劣な事しかできない人間なのでね。それで逃げてみて気づくんですよ。なんでここで勇気を出して謝罪しなかったのか。俺から折れておけば修復できたかも。ああ。
って。
勇気って大事ですね。なにをするにしても。
大航海時代3廉価版16日発売。このゲームのせいであの大学へ行ったようなもんなので、実に感慨深いです。
さて、母の日。某百貨店でプレゼントを見繕って、実家へ手渡しに行く。初任給の感謝の気持ちをもこめて。一緒にされる方は嫌な気分だろうけど、元旦生まれの人が誕生日プレゼントをお年玉と一緒くたにさせられるのと同様、する側にとってみれば止むを得ないのです。誰だって金は惜しいから。
まぁ、それはさておき。10円で友人に売ってもらった耳掻きでも、1万円の銀細工でも、気持ちがこもっていればプレゼントなんてどんなものでもいいと思うんですよ。ところが、相手はプレゼントにこめられた気持ちなんて分からない。見た目で判別するしかない。そして、見た目は値段に比例する。というわけで、そのお祝いに応じた値段のものを買ってしまうわけなんですよ。
手間をかけられないから、金をかける。当たり前の事なんだけど。
同僚と飲み会があった。なぜか女人に絡まれまくった。疲れた。男連中は仕事の愚痴ばかり。悪くはないけどさ。
大学時代はサークルで少人数でジメジメと飲むか、或いは男連中数人であまりにもバカな話に「勃たんかったんやぜ！」
盛り上がるかしていたので、正直ノリのギャップに戸惑ってるところです。ここ数ヶ月浮き世離れした生活を送っているから、話題の引き出しが錆び付いて開かないし。いかんなぁ
ま、そんなときはぐいぐい飲んで酔っ払って狸寝入りをするのが楽でいい。寝ながら自分の悪口を聞くのも一興。それで場を盛り上げようとするのは実に見下げ果てた芸人根性だ、と思ったけど。シモネタと悪口は実に簡単に笑いが取れるけど、それに頼ってばかりじゃダメですな。芸人失格。もっとも、俺は芸人ですらなく、その辺の石ころですが。
ともかく、いろんな意味で自分が嫌になった飲み会でした。仕事の話しか出来ない、なんて典型的なダメ人間の証しじゃないか。これではいかん。そう思っても何も出来ないがね。
ようやく3連休。世間では大型連休で大して仕事もないのにうちだけ店を開いているのは非常にバカらしかったですが、そんな事は言えるはずもなく。
で、会社でつける日記（というか報告書）にも「三連休前の営業日、あなたは何に気をつけて仕事をしましたか」
との文字が。それに対して人事や上司の気に入るような回答を書かなければならない。そんなの知るか。普段通りに仕事をやっていたら何にも気をつけることなんかないはずだろうが。でも、そんな事は書けない。俺はチキン野郎だから。で、去年の先輩の日記を見せてもらう事にした。
その先輩は、「マンツーマン指導者」として、私に付きっきりになって指導してくださってる。というか、正確には私がその先輩の後に金魚のクソのようにくっ付いて仕事ぶりを盗んでいる、という感じですが。その先輩は本部に配属になるくらいだから、非常に優秀です。そんな先輩の事だからさぞかしすごい事が書いてあるんだろう。そう思って去年のその日（ゴールデンウイーク前）の日記を見せてもらった。
そこには「特に何も気をつけませんでした。何に気をつけなければいけなかったのでしょうか」
と書いてあった。なんてこったい。……そういえば、人事の人に「君の指導者のT君は、君と似た雰囲気だよ」
と言われた。確かにそのとおりだった。でも、私が持っている「いいカッコをして気に入られたい」という低俗な煩悩がその先輩には無い。そこが先輩のすごいところだ、と思った。
で、私が自分の低俗さを恥じていたところ、その先輩が「ずっとこんな調子で日記を書いていたから、職場ではこいつなめとんのか
と噂になったらしい。ハハハハ！」と仰っていたので、低俗な煩悩も世を渡っていく上では必要になるものかな、と考え直した。そこで、またおべんちゃらを書くことに終始しましたとさ。
一年目の今は、「可愛げ」を出す事が大事。これは新しい環境に溶け込む際には共通して必要な事項だと思います。私にはどうもそれが不足しているらしいので、先輩に嫌われる事が多かったのですが、もう同じ轍は踏むまい。人間関係というのは後々になって大事になってくるもんだし。
……俺も小賢しくなったなぁ。